[おくやみ]三遊亭円歌 氏(落語家、落語協会 最高顧問、元会長)88歳 2017年4月23日逝去

[お偲び] 三遊亭円歌 氏(落語家、落語協会 最高顧問、元会長)

三遊亭円歌(さんゆうてい・えんか)氏
命日: 2017年4月23日 13時25分
(東京都内の病院で)
年齢: 88歳
出身: 東京都墨田区
肩書: 落語家、落語協会 最高顧問、元会長
葬儀: 2017年4月27日
会場: 青山葬儀所
東京都港区南青山2丁目33−20
備考:本名は中沢円法(なかざわ・えんぽう)。葬儀委員長は落語協会 会長 柳亭市馬 氏。
岩倉鉄道学校(現・岩倉高校)卒。旧国鉄で駅員として勤務し、戦後1945年に二代目三遊亭円歌さんに入門。48年二ツ目に昇進し、歌奴を名乗って高座に。駅員時代のエピソードを交えた出し物で売り出した。自作の新作落語「浪曲社長」「月給日」などで人気を博した。有名なドイツ詩人の詩の一節「山のあなたの空遠く…」をネタにした新作落語「授業中」のフレーズ「山のあな、あな…」は、自身もきつ音だったことを逆手に取り流行語にもなった。58年、戦後入門組として初めて真打ちに昇進し、初代林家三平さんらと「爆笑落語」の時代を築いた。70年三代目円歌襲名。両親や義父母を題材にした自伝的な新作落語「中沢家の人々」で高齢化社会を風刺し、愛情ある語り口で笑いをとった。85年には56歳で日蓮宗本法寺で得度、てい髪して話題をまいた。「西行」「品川心中」など古典にも取り組んだ。96年には落語協会会長に就任、2006年まで務めた。71年度の芸術祭優秀賞、92年の浅草芸能大賞などを受けた。後進の指導にも力を注いだ。
参照:
・ 三遊亭円歌さんが死去 落語協会最高顧問
・ 落語家の三遊亭円歌さん死去 「授業中」などで人気
・ 三遊亭円歌さん死去=元落語協会会長「山のあな、あな」、88歳

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