［お偲び］ 月亭可朝 氏（上方落語家）

備考：葬儀は近親者で施行。本名は鈴木傑（すずき・まさる）。
１９５９年落語家デビュー。上方落語の三代目林家染丸に弟子入りしたが桂米朝一門に移り、桂小米朝を名乗った。６８年、途絶えていた上方落語の亭号「月亭」を襲名して初代月亭可朝を名乗る。歌やギターを使った漫談で人気を集め、翌年に自身で作詞作曲したコミックソング「嘆きのボイン」などがヒット。カンカン帽にメガネ、口ひげの独特の風貌で親しまれ、テレビ番組「ヤングおー！おー！」などに出演。関西を中心にテレビ番組でも活躍した。落語は笑福亭仁鶴や桂三枝らとともに若い世代の人気を集めた。落語家としては米朝が復活させた演目である「算段の平兵衛」など米朝譲りの古典を得意とした。弟子に月亭八方さんら。