[おくやみ]杉内雅男 氏(囲碁棋士、日本棋院 元副理事長)97歳 2017年11月21日逝去

[お偲び] 杉内雅男 氏(囲碁棋士、日本棋院 元副理事長)

杉内雅男(すぎうち・まさお)氏
命日: 2017年11月21日 9時38分
(東京都内の病院で)
年齢: 97歳
出身: 宮崎県
肩書: 囲碁棋士、日本棋院 元副理事長
葬儀: 2017年11月29日
会場: 桐ケ谷斎場
東京都品川区西五反田5丁目32−20
備考:日本棋院東京本院所属。1924年の同院創立後、97歳1カ月の現役棋士は最高齢記録。37年に入段し、54、58年の2度、当時唯一の七番勝負だった本因坊戦で高川格本因坊に挑戦したが、ともに2勝4敗で敗れた。同リーグ7期、旧名人戦リーグ5期在籍など長く一線で活躍し、囲碁一筋の厳格な姿勢から「囲碁の神様」の異名をとった。タイトル獲得は63年の囲碁選手権戦優勝など2回。日本棋院常務理事、副理事長を歴任した。生涯現役を通し、90歳を超えてからも昨年まで毎年5~8勝とコンスタントに勝ち星を重ねた。95歳の昨年3月には15歳だった大西竜平初段(当時)と対局。80の年齢差は日本棋院の公式戦史上、最大年齢差の対局となった。最後の勝利は今年8月24日、96歳10カ月の対古庄勝子二段戦で公式戦最年長勝利記録。最後の対局は今月2日、97歳0カ月の対小山栄美六段戦で公式戦最年長対局記録となる。通算成績は883勝677敗、12ジゴ(引き分け)、2無勝負。92年勲四等旭日小綬章。妻の寿子さんも90歳で現役最高齢の女流棋士。最高齢の夫婦棋士として知られた。
参照:
・ 杉内雅男氏が死去 囲碁棋士九段、歴代の現役最高齢
・ 囲碁の史上最高齢棋士、杉内雅男九段が死去 97歳
・ 杉内雅男氏死去=囲碁棋士、元日本棋院副理事長

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