[おくやみ]松山善三 氏(映画監督、脚本家)91歳 2016年8月27日逝去

[お偲び] 松山善三 氏(映画監督、脚本家)

松山善三(まつやま・ぜんぞう)氏
生誕: 1925年4月3日
命日: 2016年8月27日 20時41分
(東京都港区の自宅で)
年齢: 91歳
出身: 兵庫県神戸市
肩書: 映画監督、脚本家
備考:葬儀は近親者で施行。
岩手医学専門学校(現在の岩手医科大学)を中退後、1948年に松竹大船撮影所に入社。木下恵介監督の「二十四の瞳」などに助監督として参加した。54年の「荒城の月」で脚本家として活動。小林正樹監督の「人間の條件」シリーズや成瀬巳喜男監督の「乱れる」「娘・妻・母」、豊田四郎監督の「恍惚の人」などを手がけた。脚本が一般公募された77年の角川映画「人間の証明」(佐藤純弥監督)ではプロの松山さんの脚本が選ばれた。社会的弱者をヒューマニズムの視点から描いた作品を数多く発表した。61年に、ろうあ者同士の夫婦が戦争末期から戦後までを生き抜く「名もなく貧しく美しく」で監督デビュー。高峰秀子さんと小林桂樹さんが演じた、ろうあの夫婦の手話に字幕を付けた演出が好評を博した。81年、サリドマイド薬害で肢体が不自由に生まれた女性が自ら主演し、明るく生きる姿を描いた劇映画「典子は、今」も大きな反響を呼んだ。他の監督作に「母」「ふたりのイーダ」「虹の橋」など。55年に女優の高峰秀子さんと結婚。おしどり夫婦として知られた。 紫綬褒章、勲四等旭日小綬章を受章した。
参照: ウィキペディア
・ 松山善三さん死去 映画監督「名もなく貧しく美しく」
・ 映画監督の松山善三さん死去 「名もなく貧しく美しく」
・ 松山善三さん91歳=映画監督、脚本家

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