［お偲び］ 竹内宏 氏（経済評論家、静岡県立大学グローバル地域センター長）

備考：葬儀は近親者で施行。
旧制静岡高、東大経済学部を卒業後、１９５４年に日本長期信用銀行〈現新生銀行〉に入行。ほぼ一貫して調査畑を歩み、専務取締役調査部長を経て、８９年に長銀総合研究所理事長に就任。９８年に退職し、ミニシンクタンク竹内経済工房を設立。８４年の設立当初から静岡県のシンクタンク静岡総合研究機構理事長も務めた。東大、学習院大、法政大などの講師を経て、２０１１年に静岡県公立大学法人理事長、１２年に静岡県立大グローバル地域センター長に就任した。経済、産業分野の専門家として第一線で活躍、地域経済や身近な題材から鋭い分析を見せるエコノミストとして知られ、静岡県の“ふじのくに”づくりリーディング・アドバイザー顧問、静岡県経済産業政策会議諮問委員などとして静岡県の発展にも尽力した。清水次郎長を研究する「次郎長翁を知る会」の最高顧問という顔もあった。著書にベストセラーになった「路地裏の経済学」（７９年）のほか、「サラリーマンの未来学」「経済学の忘れ物」など多数。