[おくやみ]竹村文男 氏(洋画家、高知県展 顧問、高知県美術家協会 前会長)88歳 2017年11月3日逝去

[お偲び] 竹村文男 氏(洋画家、高知県展 顧問、高知県美術家協会 前会長)

竹村文男(たけむら・ふみお)氏
命日: 2017年11月3日 17時45分
(高知県高知市の病院で)
年齢: 88歳
出身: 高知県高知市
肩書: 洋画家、高知県展 顧問、高知県美術家協会 前会長
備考:旧制城東中(現追手前高)卒業後、海軍飛行予科練習生に志願し、終戦を空中特攻要員として訓練中に迎える。復員後帰郷し、県立赤岡保健所で勤務しながら油絵を描き始める。1950年に県展初入選。当時は荒々しいタッチの前衛的な抽象画に傾倒し55、58、60年に特選で無鑑査となる。60年代後半からは写実画に転向した。78年から美術団体「一水会」に出品し、2016年まで出し続けた。06年から16年まで県美術家協会会長。県展発展に尽力し、01年に県展功労者。また理事を経て12年から県展顧問。09年に県文化賞。
リアルでシャープな画風が特徴。イタリアやフランスなどの欧州風景画の代表作も数多いが、高知市の藤並公園で青空将棋に熱中する人々や、追手筋の日曜市など郷土の風景を好んで描いた。近年は自身の画業を振り返り、09年に高新画廊で「画業60年展」、15年に香美市立美術館で「予科練はるか、戦後70年の画業をたどる」展が開催された。
参照:
・ 竹村文男さん死去 洋画家 県展顧問 88歳

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