［お偲び］ 仙谷由人 氏（政治家、元衆議院議員）

備考：葬儀は近親者で施行。
東京大学在学中に司法試験に合格し、その後弁護士登録。１９９０年の衆院選に社会党から徳島全県区に立候補し、初当選を果たした。その後、落選を経て旧民主党へ移り、民主党に移り、政調会長を２回務めた。財政、医療、消費者問題など幅広い分野に詳しい政策通として知られ、議員グループ「凌雲会」で、枝野幸男、前原誠司両氏ら次世代リーダーの育成に尽力し、後見役としても影響力を強めた。０９年に民主党が政権を奪うと、鳩山内閣で行政刷新相として初入閣。国家戦略担当相も務めた。予算を精査する事業仕分けを指揮した。菅内閣では官房長官を務め、１０年９月の沖縄県・尖閣諸島沖の東シナ海で起きた海上保安庁の巡視船と中国漁船との衝突事件に対応。１１年の東日本大震災後は官房副長官として被災者の支援や東京電力の経営改革などにあたった。７選を目指した１２年の衆院選で落選し、１４年衆院選を前に不出馬を表明し、政界を引退した。