[おくやみ]佐古純一郎 氏(文芸評論家、二松学舎大学名誉教授)95歳 2014年5月6日逝去

[お偲び] 佐古純一郎 氏(文芸評論家、二松学舎大学名誉教授)

佐古純一郎(さこ・じゅんいちろう)氏
生誕: 1919年3月7日
命日: 2014年5月6日
年齢: 95歳
出身: 徳島県
肩書: 文芸評論家、二松学舎大学名誉教授
備考:葬儀は近親者で施行。
二松学舎専門学校在学中に亀井勝一郎に師事し、評論家となることを決意する。創元社時代のエピソードを隆慶一郎が記しており、それによると、編集会議において佐古純一郎は自身が提出した企画をめぐり、小林秀雄(当時、創元社の編集顧問)と論争となり、小林秀雄から殴られて2階の階段から落ちたという。なお、隆慶一郎は小林秀雄が編集顧問であった時期の創元社・東京支店について、「奇妙な出版社だった」、営利団体ではなく小林秀雄らによる「正に一個の塾だった」とその印象を述べている。戦後、若手文芸評論家として台頭し、キリスト教を交えた独特の文芸評論を確立し、椎名麟三、遠藤周作、三浦綾子らと親交を持った。
文芸評論を主として執筆活動をする傍ら、宇都宮大学、聖心女子大学、上智大学、日本女子大学、二松学舎大学等の講師を歴任し、二松学舎大学教授、学校法人二松学舎理事等を経て、昭和61年(1986年)、二松学舎大学学長に就任。平成2年(1990年)、二松学舎大学名誉教授。1998年(平成11年)日本キリスト教文化協会よりキリスト教功労者の表彰を受ける。
参照: ウィキペディア
・ 文芸評論家の佐古純一郎さん死去
・ 文芸評論家の佐古純一郎氏死去

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