[おくやみ]加藤剛 氏(俳優)80歳 2018年6月18日逝去

[お偲び] 加藤剛 氏(俳優)

加藤剛(かとう・ごう)氏
命日: 2018年6月18日 10時11分
(東京都内で)
年齢: 80歳
出身: 静岡県
肩書: 俳優
葬儀: 2018年6月28日
備考:本名は加藤剛(かとう・たけし)。葬儀は近親者で施行。
1961年に早稲田大学文学部演劇科卒業後、劇団俳優座養成所に入団。62年にテレビドラマ「人間の条件」でデビューし、65年には「お前にも罪がある」で初舞台。70年に始まった時代劇ドラマ「大岡越前」では30年にわたり主人公の大岡忠相を演じ、犯罪にはクールに、人間には温かい名奉行ぶりで人気を博した。NHK大河ドラマでは「風と雲と虹と」(76年)、「獅子の時代」(80年)で2度主演した。松本清張原作の映画「砂の器」(74年)では、冷徹さの裏に苦悩を隠し持つ天才音楽家を演じ、映画をヒットに導いた。平和問題への関心が高く、木下恵介監督の「この子を残して」(83年)では、放射線医学の研究者で自らも長崎で原爆に被爆した永井隆博士を誠実に力演した。他の映画出演作に「上意討ち―拝領妻始末―」「影の車」「忍ぶ川」「新・喜びも悲しみも幾歳月」などがある。俳優座を代表する俳優の一人として舞台に立ち続けた。80年代から上演された「波」「門」「心」の「わが愛」3部作に主演。95年には強制収容所のガス室に消えたポーランド人医師を描いた「コルチャック先生」に、99年には「伊能忠敬物語」に主演した。2014年には「先生のオリザニン」で次男の頼さんと共演していた。最近では2018年2月に公開された映画「今夜、ロマンス劇場で」にも出演していた。79、92年に紀伊国屋演劇賞、92年に芸術選奨文部大臣賞など受賞多数。2001年に紫綬褒章、08年に旭日小綬章を受章した。
お別れの会:
2018年9月30日
青山葬儀所
主催:劇団俳優座など
参照:
・ 俳優の加藤剛さん死去 「大岡越前」「砂の器」
・ 俳優・加藤剛さん死去 「砂の器」「大岡越前」など出演
・ 加藤剛さん死去=「大岡越前」、映画や舞台で活躍-80歳
・ 故加藤剛さんのお別れの会 俳優
・ 加藤剛さんのお別れの会、日程変更 9月30日に

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