[おくやみ]大野玄妙 氏(法隆寺 住職、聖徳宗 管長)71歳 2019年10月25日逝去

[お偲び] 大野玄妙 氏(法隆寺 住職、聖徳宗 管長)

大野玄妙(おおの・げんみょう)氏
命日: 2019年10月25日
年齢: 71歳
出身: 大阪府大阪市
肩書: 法隆寺 住職、聖徳宗 管長
葬儀: 2019年10月28日
会場: 法隆寺グランドホテル
奈良県生駒郡斑鳩町幸前2丁目1−16
備考:本山葬は、12月13日13時30分から、法隆寺聖徳会館(奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1−13)で。
1957年に法隆寺の僧になり、72年に龍谷大大学院修士課程修了。同寺執事や聖徳宗財務部長、同宗教学部長、法隆寺昭和資財帳編纂所長、執事長などを歴任し、99年4月から法隆寺第129世住職と聖徳宗管長を務めていた。父の可圓氏(故人)も法隆寺の住職だった。49年の火災で焼損した金堂壁画(国重要文化財、7世紀末~8世紀初め)について、2015年に専門家による保存活用委員会を設置。科学的な総合調査を進め、保存方法や一般公開の可能性を探っていた。また、公開への社会的理解を広げるため、特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」(東京国立博物館、法隆寺、朝日新聞社など主催)を20年3月から東京国立博物館で開くことを決定。20年余り、事実上「門外不出」とされてきた百済観音像(国宝)を出展する決断を下したばかりだった。歴史的建造物など文化財保護に力を入れ、文化財補修に必要な木材確保のため、林業の振興などにも取り組んだ。林野庁の行事を支援したりもした。
参照:
・ 法隆寺の住職・大野玄妙氏が死去 金堂壁画公開へ尽力
・ 法隆寺住職・大野玄妙さん死去 金堂壁画など公開へ尽力
・ 故大野玄妙氏の本山葬 法隆寺住職

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