[お偲び] 小柴昌俊 氏(物理学者)

小柴昌俊(こしば・まさとし)
命日: 2020年11月12日
年齢: 94歳
出身: 愛知県
肩書: 物理学者
備考:偲ぶ会は、一般の人は参加できないが、東大大学院理学系研究科・理学部のユーチューブチャンネルから視聴できる。
1951年に東大卒業後、東大大学院に進み、留学先の米ロチェスター大大学院で博士号を取得した。シカゴ大で研究員を務めた後に帰国し、58年に東大助教授、70年に同教授。87年に定年退官した後、東海大教授などを経て05年に東大特別栄誉教授。素粒子ニュートリノの観測に成功し、2002年にノーベル物理学賞を受賞した。
シカゴ大での実験で、宇宙線の源が超新星であるという説を提唱。帰国後の74年に、東大理学部内に高エネルギー物理学実験施設を設立し、施設長に就任した。岐阜県飛騨市・神岡鉱山地下に、3000トンの水を蓄えた観測装置「カミオカンデ」の建設を提唱し、83年に完成させた。当初の目的は素粒子物理学のテーマの一つ「陽子崩壊」の観測だったが、小柴さんは宇宙から飛来するニュートリノの検出に使えると考え、装置を改良した。ニュートリノは理論的に存在が予測されていたが、あらゆるものを通り抜けるため観測が難しかった。小柴さんはニュートリノが水の分子と衝突した際、ごくまれに生じる光を捉えようと試みた。87年1月、カミオカンデで観測を開始。翌2月、地球から17万光年離れた大マゼラン星雲で起きた超新星爆発で生じたニュートリノの観測に成功した。小柴さんが定年退官する1カ月前だった。カミオカンデの後継装置で、5万トンの水を蓄え96年に観測が始まった「スーパーカミオカンデ」では、梶田隆章・東大宇宙線研究所長らがニュートリノに質量があることを確認した。梶田さんは恩師の小柴さんに続き、15年にノーベル物理学賞を受賞した。
偲ぶ会:
2021年11月7日 13時~
東大本郷キャンパス小柴ホール
(東京都文京区本郷7丁目3)
参照:
・ 小柴昌俊氏が死去 ノーベル物理学賞受賞
・ 小柴昌俊さん死去 ニュートリノでノーベル物理学賞―94歳
・ 故小柴昌俊氏を偲ぶ会 東京大特別栄誉教授

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