[おくやみ]岡村喬生 氏(オペラ歌手)89歳 2021年1月6日逝去

[お偲び] 岡村喬生 氏(オペラ歌手)

岡村喬生(おかむら・たかお)氏
命日: 2021年1月6日
(東京都内の病院で)
年齢: 89歳
出身: 東京都
肩書: オペラ歌手
備考:葬儀は近親者で施行。
新聞記者を志して入学した早稲田大のグリークラブで声楽に目覚め、28歳の時にイタリア留学。仏トゥールーズ国際声楽コンクールで優勝し、オーストリアやドイツの歌劇場の専属歌手になり、バス歌手として1960~70年代に欧州の歌劇場で活躍した。1979年に帰国し、テレビ番組の司会など、クラシック音楽の枠を超えた活動を展開。欧州での音楽修行を洒脱な筆致で活写した自伝「ヒゲのオタマジャクシ世界を泳ぐ」を出版した。オペラを庶民が気軽に楽しむ娯楽にすることに情熱を傾け、台本・演出を自ら手がけた日本語オペラの上演や、ピアノ伴奏だけで歌う安価な「省エネオペラ」に取り組んだ。2001年、NPO法人「みんなのオペラ」を設立。プッチーニ作曲の「蝶々夫人」が「日本文化の誤認をもたらす」と訴え、「新国際版」と名付けた改訂版を03年に東京で初演。11年にはイタリアのプッチーニ・フェスティバルでも上演し、プッチーニ賞を受賞した。シューベルトの歌曲集「冬の旅」の歌唱をライフワークとし、80年から2018年まで連続演奏会を続けた。俳優としてもNHK大河ドラマ「徳川慶喜」や伊丹十三監督の映画「静かな生活」などに出演した。テレビ番組「ミッドナイトショー」の司会やCM出演、エッセーも執筆して幅広く活動した。
参照:
・ 岡村喬生さんが死去 オペラ歌手
・ 岡村喬生さん死去 89歳、日本を代表するバス歌手
・ 岡村喬生氏死去 オペラ歌手

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