［お偲び］ 岡田新一 氏（建築家、日本芸術院会員）

備考：葬儀は近親者のみで執り行われた。
東大建築学科卒。米エール大大学院に学び、鹿島建設を経て、１９６９年、最高裁判所新庁舎の設計コンペで最優秀賞を獲得したのを機に独立。世界的建築家、丹下健三さんのチームを抑えての勝利で注目を集め、１９７５年に日本建築学会賞に選ばれた。都市や環境との調和を意識しながら、重厚さと品位のある作風で知られ、警視庁本部庁舎、東大医学部付属病院、岡山県立美術館、宮崎県立美術館、福島市音楽堂など国内の公共建築を数多く手がけた。都市計画の分野でも活躍した。２００３年から高松宮殿下記念世界文化賞の建築部門の選考委員も務めた。２００４年日本芸術院会員。著書に「都市を創る」など。