[おくやみ]村上肥出夫 氏(画家)84歳 2018年7月11日逝去

[お偲び] 村上肥出夫 氏(画家)

村上肥出夫(むらかみ・ひでお)氏
命日: 2018年7月11日 3時40分
(岐阜県下呂市の老人福祉施設で)
年齢: 84歳
出身: 岐阜県土岐市
肩書: 画家
備考:葬儀は近親者で施行。
土岐市に生まれ、養老郡養老町に育った。ゴッホに憧れて独学で絵を学び、20歳で上京。銀座の路上で絵を売っていたところ、彫刻家本郷新に見出され、才能を開花させた。1963年に銀座の個展で鮮烈なデビューを果たすと、画家林武、文豪川端康成らに称賛され、一躍時代の寵児となった。60年代には、戦後の面影を残す神宮や秋葉原などを重厚なマチエールで描き、見る者の心を揺さぶった。一転、パリ遊学などを経ると、描く風景画に青やオレンジの原色が加わり、大胆で鮮やかな構図から「色彩の魔術師」とも称された。79年に帰郷後は下呂市萩原町にアトリエを構えて創作を続け、20年ほど前に体調を崩し療養生活を送っていた。県美術館の廣江泰孝学芸員は「戦後の日本のアートシーンにきら星のごとく輝き、時代に愛された画家だった」と評した。
参照:
・ 村上肥出夫さん死去 画家「色彩の魔術師」

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