[お偲び] 蜷川幸雄 氏(演出家)

蜷川幸雄(にながわ・ゆきお)
生誕: 1935年10月15日
命日: 2016年5月12日 13時25分
年齢: 80歳
出身: 埼玉県川口市
肩書: 演出家
事由: 肺炎による多臓器不全
葬儀: 2016年5月16日
備考:開成学園(現 開成高)を卒業。画家を志したが、安部公房の「制服」を見たのがきっかけで1955年、劇団青俳に俳優として入団。アングラ全盛期の68年、青俳仲間の蟹江敬三さん、後に夫人となる真山知子さんらと劇団現代人劇場を創立。69年、清水邦夫さん作の「真情あふるる軽薄さ」で演出家デビューした。74年、日生劇場の「ロミオとジュリエット」演出で初の大劇場進出。以降、活躍の場を商業演劇に移し、「近松心中物語」など日本の戯曲からギリシャ悲劇、シェークスピアなど古今東西にわたる延べ約300作品を手がけた。劇場空間を埋め尽くす大胆で豊かな詩的イメージに満ちた視覚的な世界は、国境を超えて多くの観客を魅了。稽古場では怒声とともに灰皿が飛ぶという、妥協を許さない厳しい姿勢で知られた。79年の菊田一夫演劇賞をはじめ97、2001年の読売演劇大賞最優秀演出家賞、00年毎日芸術賞など受賞多数。04年文化功労者、10年文化勲章。彩の国さいたま芸術劇場芸術監督。映画「蛇にピアス」やテレビドラマの監督もつとめた。著書に「反逆とクリエイション」「千の目千のナイフ」など。長女は写真家の蜷川実花さん。

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