［お偲び］ 関根潤三 氏（プロ野球 元選手、元監督、解説者）

備考：葬儀は近親者で施行。
旧制日大三中から法大へ進み、1年からエースとして79試合に登板して東京六大学リーグ歴代5位の通算41勝（30敗）をあげた。1949年秋に来日した米マイナーリーグのサンフランシスコ・シールズ戦で六大学選抜の投手として好投した。50年に近鉄に入団。投手として53年から3年連続2桁勝利、54年には16勝を挙げた。57年から外野手に転向した。現役通算は投手で65勝94敗、防御率3・42。打者で打率2割7分9厘、1137安打、59本塁打、424打点。オールスター戦に投手と野手の両方で出場した初の選手となり、出場5回のうち、53年は投手として、63年は外野手としてファン投票で選出された。65年に巨人へ移籍し、この年限りで引退。広島、巨人のコーチを経て、82～84年に大洋（現DeNA）、87～89年にヤクルトの監督を各3年務めた。監督通算は780試合で331勝408敗41分け。監督としては83年の3位が最高だったが、若手を積極的に起用して選手育成に定評があった。退任後はラジオ、テレビの野球解説者として活躍し、穏やかな語り口、温厚な人柄は長嶋茂雄元巨人監督ら多くの野球人に慕われた。2003年度に野球殿堂入りした。