［おくやみ］ 佐藤栄佐久 氏（元福島県知事）

備考：東大法学部卒。日本青年会議所副会頭などを務めた後、1983年の参院選で初当選。大蔵政務次官などを経て、88年の知事選で初当選した。5期18年務めた。東京電力のトラブル隠し問題などを受けて、核燃サイクル政策に異議を唱え、東電のプルサーマル計画に反対した。5期目の任期途中だった2006年9月、県発注のダム工事を巡る汚職事件で親族が逮捕され、辞職。翌月、県発注のダム工事をめぐり、自身も東京地検特捜部に収賄容疑で逮捕された。無罪を主張したが、二審判決は「収賄額ゼロ」にもかかわらず有罪。12年、最高裁で執行猶予付きの有罪判決が確定した。東京電力福島第一原発の事故後、講演などで脱原発を訴え続けた。