木谷勤さんは

時代の波に翻弄されながらも

皆様とともに人生を歩んできました

幾多の苦難を乗り越えて

生き抜いてきた年月

[おくやみ]木谷勤 氏(名古屋大学 名誉教授) 2018年9月15日逝去

[お偲び] 木谷勤 氏(名古屋大学 名誉教授)

木谷勤(きたに・つとむ)さん
命日: 2018年9月15日 21時1分
(東京都三鷹市の病院で)
肩書: 名古屋大学 名誉教授
備考:専門は西洋史学。葬儀は近親者で施行。
参照:
・ 木谷勤氏死去 名古屋大名誉教授
・ 木谷勤さん 90歳=名古屋大名誉教授、西洋史学

木谷勤さんの尊さは

時を越えて永遠に生き続けます

決して忘れられることなく

2つの追悼の言葉があります

  1. 先生にとってよい学生・院生ではなかったと思います。なかなか論文の書けないD院生を叱咤し、しかし、推薦書ではあたたかい言葉をしたためてくださったことは忘れておりません。また、『近代イギリスと公共圏』の拙文に「ドイツ史ではまだこういう研究はないが」と評価してくださったことはとてもはげみになりました。

    賀状のやりとりはつづいておりましたが、同期のドイツ史の棚橋くんに先生の近況をたずねたのが今年の3月末でした。松江の日本西洋史学会でお目にかかったのが最後になってしまいました。いまごろ、長谷川博隆先生、國原吉之助先生と文学部棟3階の思い出話に花が咲いているころでしょうか。

    本当にありがとうございました。


    栗田和典
    供花(カラー)
  2. わたしは1969年4月に大阪教育大学に入学し、6年間在籍しました。その間、何度か授業を受けさせていただきました。学部の講義では、先生ご自身のドイツ留学中の楽しいエピソードのほかに、医学部の学生だったとき、米軍による空襲のせいで負傷(隻腕になられたのです)をし、文学部に転部なさったというお話もお聞きしました。院生の頃は、少人数のゼミで外国語テキストを読解したことを覚えています。帝国主義の思想的影響をテーマとするテキストでした。学恩に感謝!


    舩尾日出志
    供花(カラー)

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