［お偲び］ 長谷川園子 氏（作家）

備考：葬儀は近親者で施行。
名古屋空襲があった1945年5月、当時14歳で名古屋市西区に住んでおり、空襲で名古屋城が炎上するのを目の当たりにした。この後、一宮市の織物工場に勤労学徒として動員され、空腹にあえぎながら住み込みで働き、終戦を迎えた。戦後は名古屋駅で捨て子を探す奉仕活動に取り組む傍ら、勉強にも励み小学校教諭に。退職後は江南市などで塾経営や英会話講師をしていた。2005年、戦争体験を克明につづった「あゝ炎の鯱」を出版。講演会で体験を語ってきたほか、東日本大震災と福島第一原発事故を受けて12年に発足した同会に加わり、「脱原発に向かう足取りを進めよう」と呼びかけてきた。