［お偲び］ 羽山紀代美 氏（宝塚歌劇団 元理事、振付家）

備考：葬儀は近親者で施行。
1961年に宝塚歌劇団に入団し、ダンスに優れた星組の娘役として活躍。73年に退団後、振付家として月組「恋こそ我がいのち／イマージュ」でデビューした。雪組で初演された「エリザベート　―愛と死の輪舞―」、星組「王家に捧ぐ歌」などの作品で振り付けを担当。歌劇団の数多くの作品を手がけ、モダンで優雅な振り付けで舞台を彩った。最後に手がけたのは花組「うたかたの恋／ENCHANTEMENT（アンシャントマン）－華麗なる香水（パルファン）」だった。歌劇団出身の振付家の先駆者で、後進の育成にも尽力した。97年には歌劇団理事に就任。2006年、宝塚歌劇での長年にわたる振り付けの功績が認められ、菊田一夫演劇賞特別賞を受賞した。14年に宝塚歌劇100周年記念で創設された「宝塚歌劇の殿堂」入りを果たした。