[お偲び] 中島宏 氏(陶芸家)

中島宏(なかしま・ひろし)
命日: 2018年3月7日
(佐賀県佐賀市の病院で)
年齢: 76歳
出身: 佐賀県武雄市
肩書: 陶芸家
備考:ほぼ独学で作陶を習得。造形の力強さと深い青や緑が生み出す独特の味わいは「中島ブルー」とも呼ばれ、古代中国の青銅器のような強烈な存在感で他の追随を許さなかった。独創的な作品を創作し続け、青磁の可能性を究めた。2006年に日本陶磁協会賞金賞を受賞。2007年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。研究熱心なことでも知られ、1985年には青磁の故郷、中国浙江省の龍泉窯の古窯を踏査。近世に武雄地方で焼かれた「古武雄」の顕彰にも努め、こつこつと集めた膨大な作品群は一大コレクションになった。後進の育成にも積極的で、日本工芸会副理事長や陶芸部会長など要職を歴任し、日本伝統工芸展の監査・審査でも活躍。客観性を求めて審査方法の改革を進めるなど工芸界全体のボトムアップに厳しい態度で臨んだ。九州においても同会西部支部幹事長などを務め、現在、佐賀県陶芸協会長を務めていた。一線を退いたのちも九州陶芸界のご意見番であり続けた。

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