[おくやみ]久保板観 氏(映画看板師)77歳 2018年2月4日逝去

[お偲び] 久保板観 氏(映画看板師)

久保板観(くぼ・ばんかん)氏
命日: 2018年2月4日
年齢: 77歳
出身: 東京都青梅市
肩書: 映画看板師
葬儀: 2018年2月13日
備考:本名は久保昇(くぼ・のぼる)。葬儀は近親者で施行。
「昭和レトロの街」として知られる東京都青梅市を中心に、懐かしさを感じさせる画風で映画看板を描き続けた。最後の映画看板師ともいわれ、「板観ばんかんさん」の愛称で親しまれた。中学時代から映画ポスターを模写し、中学卒業後は看板会社を経て、16歳で市内の映画館で働き始めた。看板絵師として活躍したが、市内から映画館が消えた1973年以降は、商店の看板を請け負った。再び映画看板を手がけるようになったのは94年。青梅駅周辺の商店街が「昭和レトロ」をテーマに活性化に取り組むことになり、映画看板を飾ることにしたためだ。かつて花形映画看板師だった板観さんが作品を一手に引き受け、年に30枚を描くこともあった。街全体で昭和の雰囲気作りにこだわった結果、「昭和」は青梅駅周辺の代名詞に。懐かしむ中高年や、昭和に新鮮さを感じる若者らが訪れるようになった街に、板観さんとその作品は欠かせないものだった。
参照:
・ 「昭和レトロ」最後の映画看板師、板観さん死去
・ 訃報:久保昇さん 77歳=絵師 /東京

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