[おくやみ]兼高かおる 氏(旅行ジャーナリスト)90歳 2019年1月5日逝去

[お偲び] 兼高かおる 氏(旅行ジャーナリスト)

兼高かおる(かねたか・かおる)氏
命日: 2019年1月5日 20時45分
(東京都内で)
年齢: 90歳
出身: 兵庫県神戸市
肩書: 旅行ジャーナリスト
備考:本名は兼高ローズ。葬儀は近親者で施行。後日、お別れの会を開く。
香蘭女学校卒業後、米ロサンゼルス市立大学に留学。その後、英字紙でフリー記者として活躍。帰国後、旅行作家として活動を始め、1958年、飛行機を乗り継いで当時の世界一周最短となる73時間9分35秒の記録を打ち立てて注目を集める。59~90年に放送されたTBS系の「兼高かおる世界の旅」(当初の番組名は「兼高かおる世界飛び歩き」)では、製作やナレーターを手掛け、北極点や南極点も訪れた。日本で海外渡航が自由化されたのは64年。海外旅行が珍しかった時代に、外国の文化や生活を現地取材の映像で広く紹介し、日本人の海外旅行への憧れをかき立てた。全行程は721万キロとなり、訪れた国は150カ国以上で、ケネディ米大統領やスペインの画家ダリ、チャールズ英皇太子ら著名人にも取材した。「兼高かおる旅の資料館」(兵庫県淡路市)の名誉館長や、「横浜人形の家」(横浜市)の初代館長も務めた。日本旅行作家協会の名誉会長も務めていた。著書に「わたくしが旅から学んだこと」など。90年、菊池寛賞受賞。91年、紫綬褒章受章。
参照:
・ 兼高かおるさんが死去 旅行作家
・ 旅行ジャーナリスト兼高かおるさん死去 「世界の旅」
・ 旅行ジャーナリストの兼高かおるさん死去=紀行番組などで活躍、90歳

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