前田孝允(まえだ・こういん)氏
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生誕:
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1936年11月30日 |
命日:
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2020年1月14日 19時42分 (沖縄県那覇市の病院で)
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年齢:
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83歳 |
出身:
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沖縄県大宜味村 |
肩書:
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漆芸家 |
備考:葬儀は近親者で施行。後日、お別れの会を開く。
琉球大学美術工芸科を卒業後、株式会社紅房入社し、68年に前田漆芸アトリエを開設した。2005年から11年までは浦添市美術館館長を務めた。91年には県指定無形文化財保持者に認定された。88年に首里城正殿実施設計専門委員に就任。首里城の復元作業に携わった。正殿に鎮座していた国王用の椅子「螺鈿玉座」をはじめ、玉座の上方に掲げられた「中山世土」や各門の扁額、朱色地に金の竜や五色の雲が描かれた柱などを手掛け生前、首里城を「赤瓦のふたをした巨大な漆の器」と誇りにしていた。前田氏は2008年に第44回琉球新報賞(文化功労)を受賞。05年に那覇市天久に完成した琉球新報社の当時の社屋(那覇市天久)ロビーに朱漆「金龍五色之雲」一対を制作寄贈した。
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参照:
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前田孝允さん死去 首里城復元に尽力 沖縄県指定無形文化財「琉球漆器」保持者
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首里城復元に関わった漆芸家・前田孝允氏死去 沖縄県指定無形文化財保持者
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前田孝允氏死去 首里城玉座制作の漆芸作家
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