[おくやみ]松本健一 氏(評論家、麗澤大学 教授)68歳 2014年11月27日逝去

[お偲び] 松本健一 氏(評論家、麗澤大学 教授)

松本健一(まつもと・けんいち)氏
生誕: 1946年1月22日
命日: 2014年11月27日 11時40分
(東京都内の病院で)
年齢: 68歳
出身: 群馬県前橋市
肩書: 評論家、麗澤大学 教授
備考:葬儀は近親者のみで執り行われた。
東大経済学部卒業後、会社勤めを経て、法政大大学院時代に書いた「若き北一輝」(1971年)で注目される。以後、右派左派のイデオロギーにとらわれず、近代日本の精神史を考察し、多数の著作を残した。33年かけて完成させた「評伝北一輝」(全5巻)ではファシストといったレッテルを排して、近代日本が生んだ特異な革命家の実像に迫り、司馬遼太郎賞、毎日出版文化賞を受けた。また「日本の失敗」では、第2次大戦を中国への侵略の延長ととらえ、日本が敗戦へと至った経緯を追った。冷戦終結後に勃興したナショナリズムについても論じた。民主党政権時には内閣官房参与も務めた。そのほか主な著作に、「開国・維新」(吉田茂賞)「評伝 佐久間象山」「明治天皇という人」「三島由紀夫と司馬遼太郎」「大川周明」「近代アジア精神史の試み」などがある。
参照: ウィキペディア
・ 評論家の松本健一さん死去 近代日本の精神史を考察
・ 松本健一さんは27日午前死去

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