横田滋(よこた・しげる)氏
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命日:
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2020年6月5日 14時57分 (神奈川県川崎市の病院で)
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年齢:
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87歳 |
出身:
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徳島県 |
肩書:
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北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 元代表
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備考:葬儀は近親者で施行。後日、お別れの会を開く。
日本銀行名古屋支店勤務時に早紀江さんと結婚し、1964年に長女めぐみさんが誕生。転勤先の新潟市で77年11月15日、当時13歳で中学1年だっためぐみさんが、新潟市の海岸近くで下校途中に行方不明になった。日銀を定年退職した後、97年に金賢姫元北朝鮮工作員の証言からめぐみさんが北朝鮮に拉致された可能性が浮上。これを受け、全国の拉致被害者家族らと「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)を結成。自ら代表に就任し、早紀江さんとともに救出を訴える署名集めを始めた。約10年間代表を務め、早紀江さんとともに夫妻で拉致被害者帰還を求める運動のシンボル的存在となった。2002年、小泉純一郎首相が訪朝して金正日(キムジョンイル)総書記と日朝首脳会談に臨んだ際、北朝鮮は拉致を認め、拉致被害者のうち5人が生存、めぐみさんを含む8人が国内で死亡したと伝えた。証拠として提出した「遺骨」がDNA鑑定で別人の骨と判明し、「憤りを覚える」と厳しく批判した。全国各地で活動を続けてきたが、05年ごろから体調が悪化。07年には胆のうの摘出手術を受け、家族会代表も退任した。これ以降も活動は継続し、講演会は1300回を超え、13年4月には、目標だった1000万人の署名を集めた。14年3月には、めぐみさんの娘キム・ウンギョンさんとモンゴル・ウランバートルで初めて面会した。
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参照:
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横田滋さんが死去、87歳 拉致被害者家族会元代表
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横田めぐみさんの父、滋さん死去 家族会の前代表87歳
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横田滋さん死去 めぐみさん父、87歳―拉致被害者の家族会元代表
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