［お偲び］ 藤井裕久 氏（元衆議院議員）

備考：葬儀は近親者で施行。
大蔵官僚出身、1977年の参議院選挙で旧全国区に自民党から初当選した。1990年に衆議院に転じ、旧神奈川3区で当選。93年には小沢一郎氏らと政治改革を唱えて自民党を離党し新生党を結成、「非自民」勢力による細川護煕内閣で大蔵大臣に就任し、羽田孜内閣でも続投した。その後、新進党、自由党を経て民主党に合流し、2009年に発足した民主党の鳩山由紀夫内閣で財務相に就任した。民主党の幹事長や代表代行、税制調査会長も務めた。12年に成立した消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法を巡っては、党税制調査会長として自民、公明両党との3党合意のとりまとめにあたった。社会保障政策や雇用政策の充実を一貫して主張、2012年に政界を引退してからも、野党の「ご意見番」として活発な言論を続けていた。参院2期、衆院7期それぞれ務めた。