［お偲び］ 上甲正典 氏（済美高等学校 野球部監督）

備考：宇和島東高から龍谷大に進み、卒業後は薬局を経営しながら１９７６年に母校・宇和島東高の監督に就任。１９８８年春、甲子園の選抜高校野球大会に初出場し初優勝。２００２年に済美高の監督となる。２００４年に選抜大会で初出場、初優勝に導き、同年夏の全国高校野球選手権大会では準優勝。昨春の選抜大会でも、剛腕の安楽智大投手を擁して準優勝した。安楽投手が３年生になった今年は、夏の愛媛大会３回戦で敗退。上甲氏が公式戦で指揮を執った最後の試合となった。プロ入りした教え子に、オリックスの平井正史投手、ヤクルトの岩村明憲内野手、広島の福井優也投手、日本ハムの鵜久森淳志外野手らがいる。甲子園で指揮を執る際には微笑みながら指示を送り、高校野球ファンの間では「上甲スマイル」が人気となっていた。