［お偲び］ 両角良彦 氏（元通商産業省［現 経済産業省］事務次官、元電源開発総裁）

備考：葬儀は近親者で施行。後日、お別れの会を開く。
1942年、旧通産省の前身の商工省に入り、71年に通産次官に就任。2年間務めた。退官後は、75年から8年間、電源開発総裁を務めた。日本銀行政策委員も歴任した。城山三郎の小説「官僚たちの夏」の主要人物のモデルになり、「西洋カミソリ」のあだ名で登場した。エネルギー行政に携わる傍ら、ナポレオンの研究家として文筆活動に力を入れた。81年に「1812年の雪―モスクワからの敗走」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。著書に「反ナポレオン考」など。