［お偲び］ 井手明彦 氏（三菱マテリアル株式会社 元社長）

備考：葬儀は近親者で施行。
１９６５年早稲田大学第１商学部卒業、三菱金属鉱業（現三菱マテリアル）入社。９７年取締役、２０００年常務取締役、０２年副社長を経て０４年社長に就任。社長退任後は１０年会長、１５年取締役相談役、１７年名誉顧問に就いていた。０６～０８年にセメント協会会長、０７～０８年に日本鉱業協会会長、１０～１４年に日本経済団体連合会評議員会（審議員会）副議長などの公職も務めた。社長時代には、セメント・銅・加工・電子材料の４コア事業からなる「四輪駆動経営」を軸とした事業構造改革を推進し、０７年度には連結決算で売上高、営業利益、経常利益、純利益の全てで過去最高を達成。リーマンショックに伴う世界同時不況に対しては総合経営対策を実施し、業績改善への道筋をつけた。座右の銘は「人事天命」と「人間万事塞翁が馬」。温和な性格で知られ、業界内外で慕われる人柄だった。