［お偲び］ 加瀬邦彦 氏（グループサウンズ「ザ・ワイルドワンズ」リーダー、音楽プロデューサー）

備考：慶応高時代に加山雄三と出会い、音楽を志した。その後、慶大時代の１９６１年に初めてバンドを結成。６３年にスパイダースに３カ月間在籍し、６６年まで寺内タケシとブルージーンズに在籍した。６６年７月に「ザ・ワイルドワンズ」を結成。デビュー曲「想い出の渚」がいきなりヒットし、「青空のある限り」「愛するアニタ」など、ヒット曲を連発。ＧＳ（グループ・サウンズ）ブームの一翼を担った。７１年に解散したが、８１年に再結成。０６年の４０周年には、日本武道館公演を行った。加瀬さんはヤマハに特注した１２弦ギターを愛用し、ワンズサウンドの要となった。ほかに沢田研二のプロデューサーを務めた。ザ・ワイルドワンズのデビュー曲「想い出の渚」のほか、沢田のヒット曲「危険なふたり」「ＴＯＫＩＯ」などを作曲した。