[おくやみ]呉清源 氏(囲碁棋士)100歳 2014年11月30日逝去

[お偲び] 呉清源 氏(囲碁棋士)

呉清源(ご・せいげん)氏
生誕: 1914年5月19日
命日: 2014年11月30日 1時11分
(神奈川県小田原市の病院で)
年齢: 100歳
出身: 中国福建省
肩書: 囲碁棋士
備考:葬儀は近親者のみで執り行われる。
少年期から囲碁の才能を認められ、1928年、14歳で来日し、故瀬越憲作名誉九段に入門。29年、日本棋院所属の三段の棋士としてデビューする。50年に最高段位である九段に昇った。33年、五段のとき、盟友といわれた棋士・木谷実とともに従来にはなかった序盤構想である「新布石」を打ち出し、囲碁界に革新をもたらした。スピード重視の「新布石」は近代囲碁における最大の功績の一つとされる。戦前から戦後にかけての「打ち込み十番碁」〔読売新聞社主催)では橋本宇太郎、坂田栄男ら8人の一流棋士たちと対決。最終的には全員をことごとく圧倒し、第一人者として君臨した。この勝負は、最大10局戦って四つ勝ち越せば、相手を格下扱いできという過激なものだった。84年、古希を機に現役を退いたが、その後も研究会を主宰して後進の指導にあたった。90歳を過ぎても囲碁雑誌に解説を寄せ続けるなど、囲碁への情熱は衰えることはなかった。日本棋院名誉客員棋士。門下に元名人の林海峰名誉天元らがいる。87年、勲三等旭日中綬章。
参照: ウィキペディア
・ 「昭和の碁聖」呉清源さん死去 世界の囲碁界に革新
・ 呉 清源|公益財団法人日本棋院

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