[おくやみ]奥平康弘 氏(憲法研究者、東京大学 名誉教授)85歳 2015年1月26日逝去

[お偲び] 奥平康弘 氏(憲法研究者、東京大学 名誉教授)

奥平康弘(おくだいら・やすひろ)氏
生誕: 1929年5月19日
命日: 2015年1月26日 1時
(東京都内の自宅で)
年齢: 85歳
出身: 北海道函館市
肩書: 憲法研究者、東京大学 名誉教授
備考:葬儀は近親者のみで執り行われた。
1953年に東大法学部を卒業、米ペンシルベニア大ロースクール比較法修士課程、名古屋大法学部助教授などを経て、73年に東大社会科学研究所教授。86年に同研究所所長に。国際基督教大教養学部教授も務めた。表現の自由はなぜ手厚く保障されなくてはならないのかという問題を追究し、表現の自由に関する理論的な基盤を築いた。2004年に「九条の会」の呼び掛け人に名を連ね、講演活動などを行った。安倍政権の憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認に対し「内閣の解釈で9条をないがしろにしてはならない」「解釈改憲は憲法改正と同じ」「憲法はつねに未完であり、世代を超えていきいきとした社会をつくるために憲法は必要なのだ」と強い危機感を表明。集会や記者会見にも頻繁に出席し、改憲の動きに警鐘を鳴らし続けた。主な著書に「治安維持法小史」、「表現の自由(1)、(2)、(3)」、「『表現の自由』を求めて」、「憲法の想像力」など。14年には若手憲法学者との共著「未完の憲法」が刊行された。
参照: ウィキペディア
・ 奥平康弘・東大名誉教授が死去 「九条の会」呼びかけ人
・ 憲法研究、奥平康弘氏が死去

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