[おくやみ]宝生閑 氏(能楽ワキ方宝生流宗家、人間国宝)81歳 2016年2月1日逝去

[お偲び] 宝生閑 氏(能楽ワキ方宝生流宗家、人間国宝)

宝生閑(ほうしょう・かん)氏
生誕: 1934年5月15日
命日: 2016年2月1日
(東京都練馬区の自宅で)
年齢: 81歳
肩書: 能楽ワキ方宝生流宗家、人間国宝
葬儀: 2016年2月10日
会場: 代々幡斎場
東京都渋谷区西原2丁目42−1
備考:宝生流の宝生弥一の長男に生まれ、父と同流十世宗家の祖父宝生新に師事。1941年に「葵上」で初舞台を踏んだ。43年に「岩船」で初ワキを勤め、ワキ方として優れた技芸を身に着ける一方で、70年代には戦後能楽界に革新の風を吹き込んだシテ方の観世寿夫や新劇俳優らとともに「冥の会」に参加し、「オイディプース王」などのギリシャ悲劇にも挑んだ。新作能にも積極的に挑戦し、古風な芸の中にも合理的な作品解釈を取り入れ、能楽界で引く手あまたの実力派のワキ方として活躍。「隅田川」などの名演で知られた。また、シテ方(主役)に比べて後継者が不足したワキ方の後進を育てるため、国立能楽堂(東京)での育成事業にも尽力した。94年に人間国宝に認定。96年に紫綬褒章受章、2001年にワキ方宝生流を十二世として継承。 02年に芸術院会員、14年に文化功労者に選ばれた。
参照: ウィキペディア
・ 宝生閑氏が死去 能楽ワキ方、人間国宝
・ 人間国宝の宝生閑さん死去 能楽師ワキ方宝生流
・ 訃報:宝生閑さん 81歳=能楽ワキ方 人間国宝

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