［お偲び］ 小林庄一郎 氏（関西電力株式会社 元会長、関西経済連合会 元副会長）

備考：葬儀は近親者で施行。
東京大経済学部を卒業後、1947年に関電の前身の関西配電に入社。企画、秘書部門など経営の中枢部門を長く経験。77年に社長に就任。84年からは電力会社の業界団体の電気事業連合会会長を務めた。85年に社長職を森井清二氏に引き継ぎ、会長に就き、97年まで在任した。90年代にはNHKの経営委員長も務めた。社長時代から積極的に全社的品質管理（TQC）運動を進め、同分野で功績があった経営者に贈られる「デミング賞本賞」を受賞した。会長時代の87年2月26日に取締役会で当時の実力者、芦原義重名誉会長の退任決議を取り付け、「関電二・二六事件」として経済界の関心を集めた。関西を代表する企業が舞台となった「クーデター」だっただけに、当時の政財界に大きな衝撃を与えた。財界では関経連副会長を77年から94年まで務めた。