［お偲び］ 岡田裕介 氏（株式会社東映グループ会長）

備考：葬儀は近親者で施行。後日、お別れの会を開く。本名は岡田剛（おかだ・つよし）。
1970年、俳優として映画「赤頭巾ちゃん気をつけて」の庄司薫役で東宝から主演デビュー。「実録三億円事件　時効成立」（75年）などに主演し、76年、岡本喜八監督の「吶喊」では主演とプロデューサーを兼務した。深作欣二監督の「火宅の人」などにも出演した。高倉健さんと吉永小百合さんが初共演した「動乱」（80年）などをプロデュースした後、88年に父親の故岡田茂さんが社長だった東映に入社。東映撮影所長などを経て、2002年には東映社長に就任。14年から東映グループの会長を務めていた。会社経営の傍ら、企画や製作総指揮として「北の零年」「北の桜守」など吉永さん主演映画に数多く関わった。2021年公開予定の吉永小百合さん主演作品「いのちの停車場」でも陣頭指揮を執っていた。大手映画4社で作る日本映画製作者連盟会長や、日本アカデミー賞組織委員会名誉会長など映画界の要職も務めていた。父は映画プロデューサーとして知られた元東映名誉会長の故岡田茂氏。