［お偲び］ 戸田智次郎 氏（元大相撲力士［小結羽黒岩］）

備考：中学在学中に立浪部屋に入門。「戸田」の四股名で１９６１年夏場所初土俵、６５年九州場所で新十両、６７年初場所で新入幕を果たした。前頭筆頭だった６９年春場所２日目には、横綱大鵬から初金星。大鵬の連勝を「４５」で止めたが、実際は戸田の右足が先に土俵外に出ており、「世紀の大誤審」として有名になった。日本相撲協会が次の夏場所からビデオ判定を導入するきっかけの一番になったとも言われている。７１年初場所から羽黒岩に改名し、７３年夏場所で小結に昇進。７８年初場所限りで引退し、雷親方として後進を指導、２０１１年６月の定年とともに退職していた。通算成績は、６２６勝６２４敗２０休み。金星は、大鵬と柏戸から１つずつ。敢闘賞１回。