早石修(はやいし・おさむ)氏
|
生誕:
|
1920年1月8日 |
命日:
|
2015年12月17日 (京都府京都市の病院で)
|
年齢:
|
95歳 |
出身:
|
アメリカ合衆国カリフォルニア州 |
肩書:
|
生化学者、京都大学 名誉教授 |
備考:葬儀は近親者で施行。
医師だった父に伴い、乳児期を米独で過ごした。1942年に大阪帝大医学部を卒業。ウィスコンシン大学に留学後、米国立衛生研究所(NIH)の毒物学部長に就いた。呼吸で体内に取り込んだ酸素と、化合物が直接くっつく反応を手助けする「酸素添加酵素(オキシゲナーゼ)」を発見。生体内の酸化について従来の概念を変える業績として世界的に高く評価され、ノーベル賞の有力候補といわれた。帰国後、58年に京大医学部教授に就任。生化学の分野で大きく貢献した。大阪医科大学長を経て、87年から大阪バイオサイエンス研究所の初代所長を98年まで務めた。全く別の睡眠の分野の研究にも取り組み、ホルモンの一種「プロスタグランジンD2」が眠りを引き起こす物質であることを発見、その働きを解明するなど世界的な業績を上げた。90年から脳死と臓器移植を審議した「臨時脳死及び臓器移植調査会」(脳死臨調)の委員も務めた。国内では朝日賞、日本学士院賞、文化勲章(72年)、勲一等瑞宝章(93年)など受賞多数。海外ではウルフ賞(イスラエル)、ニューヨーク科学アカデミー生化学賞など著名な賞を多数受けた。85年にはノーベル医学生理学賞を選ぶスウェーデンのカロリンスカ研究所から、「名誉医学博士」の学位を授与された。
|
偲ぶ会:
2016年6月18日
京都大学 百周年記念ホール
|
参照:
ウィキペディア
・
京大名誉教授の早石修さん死去 「酸素添加酵素」を発見
・
早石修氏が死去 生化学の国際的権威
・
早石修さん95歳=京大名誉教授、酸素添加酵素研究
・
故早石修氏を偲ぶ会 京都大名誉教授
|