松谷みよ子(まつたに・みよこ)氏
|
生誕:
|
1926年2月15日 |
命日:
|
2015年2月28日 18時13分 (東京都内の病院で)
|
年齢:
|
89歳 |
出身:
|
東京都 |
肩書:
|
児童文学作家 |
備考:葬儀は近親者のみで執り行われた。本名は松谷美代子(まつたに・みよこ)。お別れの会を4月4日午前11時から、青山葬儀所で行う。お別れの会委員長は孫の瀬川耕太郎(せがわ・こうたろう)さん。
社会派弁護士だった父の元に生まれた。1942年に東洋高等女学校を卒業後、日本勧業銀行などに勤務。長野に疎開した縁で児童文学作家の坪田譲治に師事した。51年に初の童話集「貝になった子供」を出版、日本児童文学者協会新人賞を受賞した。結婚を機に民話に関心を寄せ、55年に夫だった故瀬川拓男さんと人形劇団太郎座を設立。ライフワークとなる民話の採訪を始めた。「龍の子太郎」(62年に国際アンデルセン賞優良賞受賞)など、民話を元にした創作という新たな領域を開き、世界的にも評価された。64年には自身の子育ての経験を踏まえた「ちいさいモモちゃん」で、野間児童文芸賞、NHK児童文学奨励賞を受賞した。全6巻となった「モモちゃんとアカネちゃんの本」シリーズでは、児童文学でタブーとされていた両親の離婚なども描き、発行部数620万部のロングセラーとなった。67年の出版以来、540万部に達する赤ちゃん絵本「いないいないばあ」では、優しい語り口が読者を魅了した。戦中に青春時代を過ごした経験などから、「ふたりのイーダ」「私のアンネ=フランク」「ミサコの被爆ピアノ」など戦争や原爆をテーマにした社会的な作品も多い。「原爆の図」の作者、故丸木俊とも絵本を共同制作した。07年7月には広島で被爆したピアノを題材とし「ミサコの被爆ピアノ」を出版した。また、「現代民話考」(全12巻)など、現代に語り継がれている民話の採録にも取り組んだ。
|
参照:
ウィキペディア
・
作家・松谷みよ子さん死去 「いないいないばあ」など
・
松谷みよ子さんが死去 童話作家
・
松谷みよ子さん死去 深い人間性を表現し続けた人生
|