［お偲び］ 柳原良平 氏（画家、イラストレーター）

備考：葬儀は近親者のみで執り行われた。
京都市立美術大（現京都市立芸術大学）で商業デザインを学び、寿屋（現サントリーホールディングス）に入社。宣伝部で洋酒広告のデザイナーを務め、親しみやすい男性像を描いた「アンクルトリス」を考案し、テレビＣＭなどで人気を集めた。同作品で１９５８年に毎日産業デザイン賞を受賞。同僚で後に作家となる開高健氏や山口瞳氏と共にＰＲ誌「洋酒天国」の編集にも携わった。１９５９年に同社を退社。開高、山口の両氏と広告制作会社を設立。船や港に関する作品を多数手掛けた。また、絵本「かお　かお　どんなかお」「やさいだいすき」なども制作した。船の愛好家として知られ、「柳原良平船の世界」「船旅を楽しむ本」など多数の著作があるほか、商船三井や太平洋フェリーの名誉船長、日本船長協会の名誉会員を務めた。