[おくやみ]根本二郎 氏(日本経営者団体連盟 元会長、日本郵船株式会社 元社長)86歳 2014年12月7日逝去

[お偲び] 根本二郎 氏(日本経営者団体連盟 元会長、日本郵船株式会社 元社長)

根本二郎(ねもと・じろう)氏
生誕: 1928年11月2日
命日: 2014年12月7日 18時30分
年齢: 86歳
出身: 東京都
肩書: 日本経営者団体連盟 元会長、日本郵船株式会社 元社長
備考:1952年東京大法学部を卒業し、日本郵船に入社。企画や定期航路部門が長く、30~40代前半は欧州で過ごした。専務、副社長を経て89~95年にかけて同社社長を務めた。「経営者は教師でなければならない」が口癖で、毎月1回、課長級12人程度を集めて夕食を取りながら歴史観、国際認識などについて語り合ったほか、社内行事に率先して参加した。95年に会長。2003年6月名誉会長に就任し、その後相談役を経て最高顧問となったが14年3月に退任していた。財界活動では、92年に旧日経連副会長に就任。教育特別委員長として、産業人大学の開講やアジアとの人材交流促進などを手掛けた。95年には、日経連の故永野健会長(当時)の要請を受け、会長を務めた。99年に後任の会長職を奥田碩トヨタ自動車社長(当時)に譲り財界の一線から退くまで、97年の就職協定の廃止などで存在感を示した。春闘も賃金交渉に偏っているとして見直しを唱えるなど、積極的に提言した。このほか、経済界から初めて中央教育審議会会長に選ばれ、土地政策審議会会長などの公職も歴任した。00年4月に勲一等瑞宝章を受章。歴史好きで「史観を持つ企業人たれ」が口癖であるなど、経営者というより学者的な側面を持つ異色の財界人だった。
参照: ウィキペディア
・ 根本二郎氏が死去 旧日経連(現経団連)会長、元日本郵船社長
・ 根本元日経連会長が死去=学究肌の異色財界人、86歳
・ 日経連元会長の根本二郎さん死去 就職協定の廃止を主張

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