[おくやみ]森崎和江 氏(詩人・作家)95歳 2022年6月15日逝去

[お偲び] 森崎和江 氏(詩人・作家)

森崎和江(もりさき・かずえ)氏
命日: 2022年6月15日 0時15分
(福岡県福津市の病院で)
年齢: 95歳
出身: 旧 朝鮮(現 韓国)
肩書: 詩人・作家
葬儀: 2022年6月18日
備考:葬儀は近親者で施行。
旧朝鮮・大邱府生まれ。敗戦直前に17歳で単身日本に帰国した。1947年、旧福岡県立女子専門学校(現・福岡女子大)卒業。詩誌「母音」の同人を経て58年、福岡・筑豊の炭鉱地帯で詩人の谷川雁さん、上野英信さんらと文芸誌「サークル村」を創刊した。同誌には石牟礼道子も参加した。59年には女性交流誌「無名通信」を主宰、発行した。炭鉱の女性労働者から聞き書きした「まっくら」などの作品を次々に発表、76年の海外に渡り娼婦として働いた女性を描いたノンフィクション「からゆきさん」は大きな反響を呼んだ。近代化の流れの中で女性が国や家族の犠牲とされた実態を鋭く突き、ふるさととは何か、国とは何かを問い続けた。78年、ラジオドラマ「海鳴り」で芸術祭賞優秀賞。他の著書に「海路残照」「買春王国の女たち」「いのちの素顔」「語りべの海」、詩集に「ささ笛ひとつ」など。
参照:
・ 森崎和江さんが死去 作家、「からゆきさん」
・ 詩人・作家の森崎和江さんが死去 「サークル村」を共同で創刊
・ 詩人・作家の森崎和江さん死去 95歳 「からゆきさん」

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