[おくやみ]毛利甚八 氏(作家、漫画原作者)57歳 2015年11月21日逝去

[お偲び] 毛利甚八 氏(作家、漫画原作者)

毛利甚八(もうり・じんぱち)氏
命日: 2015年11月21日 7時24分
(大分県豊後高田市の自宅で)
年齢: 57歳
出身: 長崎県佐世保市
肩書: 作家、漫画原作者
備考:葬儀は近親者で施行。本名は毛利卓哉(もうり・たくや)。
日本大学芸術学部を卒業後、雑誌のライターを経て、1987年にビッグコミックオリジナルに連載された漫画「家栽の人」の原作を手がけた。植物を愛する家庭裁判所の判事が少年の更生に取り組む姿を描き、テレビドラマ化もされた。ルポライターとして民俗学者、宮本常一の足跡を追い、98年にルポ「宮本常一を歩く」を発表した。2001年に豊後高田市に移住。篤志面接委員として地元の少年院でウクレレを教えながら、毎日新聞で少年問題に関する「さかさメガネ子ども論」や「育ち直しの歌」(西部本社版)などのエッセーを連載。少年事件の厳罰化の流れに反対し、非行少年の更生を支援する活動を続けた。12年10月から15年4月までサンデー毎日に掲載された、商店街を舞台にした漫画「のぞみ」の原作も担当。15年10月には、故郷の佐世保市で14年7月に起こった高1同級生殺害事件に関する著書「『家栽の人』から君への遺言」を出版し、末期の食道がんにかかっていることを公表していた。他の著書に「九州独立計画 玄海原発と九州のしあわせ」など。
参照:
・ 毛利甚八氏が死去 漫画原作者
・ 漫画原作者の毛利甚八さん死去 「家栽の人」
・ 作家、漫画原作者の毛利甚八氏死去

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