[おくやみ]津本陽 氏(作家)89歳 2018年5月26日逝去

[お偲び] 津本陽 氏(作家)

津本陽(つもと・よう)氏
命日: 2018年5月26日 22時10分
(東京都文京区の病院で)
年齢: 89歳
出身: 和歌山県和歌山市
肩書: 作家
備考:本名は津本寅吉(つもと・とらよし)。葬儀は近親者で施行。
東北大法学部卒業後、会社員生活をしながら富士正晴、島尾敏雄らの同人誌「VIKING」に参加。企業小説や私小説的な作品を発表した。1978年、同人誌に掲載した故郷紀州の古式捕鯨を描いた「深重の海」で直木賞を受賞。武道への造詣が深く、自身剣道3段、抜刀で5段の腕前を持つ。そうした経験を生かした剣豪小説でまず人気を確立。明治期の剣豪ものという新分野を開いた「明治撃剣会」や、剣術家の伝記小説「柳生兵庫助」などが高く評価された。歴史小説では膨大な資料を徹底的に読み込み、自身の解釈を提示しながら物語を展開する作風が特徴。80年代後半、初めて手がけた本格的歴史小説「下天は夢か」を日本経済新聞に連載。織田信長を主人公に、桶狭間の戦いから本能寺の変までを描き、累計200万部をこえるベストセラーになった。95年に「夢のまた夢」で吉川英治文学賞、97年に紫綬褒章、2003年に旭日小綬章。05年に旺盛な作家活動に対して菊池寛賞を受賞した。95~06年、直木賞選考委員をつとめた。
お別れの会:
2018年9月18日
ホテルオークラ東京
参照:
・ 津本陽さんが死去 作家、歴史小説「下天は夢か」
・ 直木賞作家・津本陽さん死去 89歳、剣豪小説に新境地
・ 津本陽さん死去=直木賞作家、89歳
・ 故津本陽さんのお別れの会 作家
・ 故津本陽氏(作家、5月26日死去)のお別れの会

追悼の言葉を残す

供花(カラー)