［お偲び］ 瀬川昌久 氏（音楽評論家）

備考：葬儀は近親者で施行。
幼い頃からミュージカル曲やジャズを好んだ。東京大法学部卒業後、1950年代、銀行員として米ニューヨークに滞在。チャーリー・パーカーやギル・エバンス、デューク・エリントンらの演奏にふれ、黄金期のジャズミュージシャンの記事を音楽雑誌に執筆した。戦前の日本のジャズの発掘、紹介にも尽力し、日本のジャズ批評の第一人者として知られた。日本の流行歌やミュージカルなど幅広いジャンルの音楽評論も行った。雑誌「ミュージカル」編集長や日本ポピュラー音楽協会名誉会長を務め、2015年に文化庁長官表彰を受けた。著書に「ジャズで踊って　舶来音楽芸能史」など。