［お偲び］ 石村義光 氏（ＪＡ福島五連 元会長）

備考：会津若松市議を４期務め、昭和５８年１２月に旧ＪＡ会津若松市組合長に就任。平成２年６月にＪＡ福島中央会の専務理事に就いた。同５年６月から五連副会長を務め、全国農協中央会（全中）会長に就いた佐藤喜春五連会長を補佐。佐藤会長の急逝に伴う改選で翌６年３月から五連会長を引き継ぎ、１４年６月まで３期８年余務めた。会長在任中、多角的貿易交渉（ウルグアイ・ラウンド）でのコメ市場の部分開放、コメの生産・流通を大幅に自由化した新食糧法の施行など農政は最大の激動期を迎えた。県内をはじめ国内の農家と農業を守るために奔走、新たな農業基本法の制定などに尽力した。県内では、単位農協の経営基盤強化などを図るために県内ＪＡを１７に再編する合併構想に道筋を付けた。米価下落が続く中、価格の維持と農家の所得確保に向けた施策の推進にも力を注いだ。一方、バブル経済の崩壊によって巨額の不良債権を抱えた住宅金融専門会社の処理問題にも取り組んだ。平成２１年の春の叙勲で旭日小綬章を受けた。