［お偲び］ 秋山巌 氏（版画家）

備考：1953年に太平洋美術学校を卒業したのち、版画家の棟方志功らから版画を学んだ。その後は団体などには所属せずに版画の制作を続け、自由律俳句で知られる俳人、種田山頭火の俳句を題材にした作品や、民話や動物をモチーフにした作品を次々に発表した。作品は海外でも高く評価され、イギリスの大英博物館やオーストラリアの国立美術館など、海外の美術館にも多くの作品が収蔵されている。3年前に病気で入院したあとも自宅にあるアトリエで版画の制作を続け、今年7月には北九州市の百貨店で個展を開いていた。日本美術家連盟会員。