[おくやみ]稲葉真弓 氏(作家、詩人)64歳 2014年8月30日逝去

[お偲び] 稲葉真弓 氏(作家、詩人)

稲葉真弓(いなば・まゆみ)氏
生誕: 1950年3月8日
命日: 2014年8月30日 18時37分
(東京都内の病院で)
年齢: 64歳
出身: 愛知県愛西市
肩書: 作家、詩人
備考:葬儀は近親者のみで執り行われ、喪主は置かない。
編集プロダクションに勤務しながら、同人誌「作家」に作品を発表する。1973年、「蒼い影の傷みを」で婦人公論女流新人賞を受賞しデビュー、後に上京した。1980年「ホテル・ザンビア」で作品賞を受賞。「琥珀の町」で1990年下半期の芥川龍之介賞候補となった。女優で作家の鈴木いづみとサックス奏者阿部薫の愛憎の世界を描いた実名小説「エンドレス・ワルツ」(1992年)で女流文学賞を受賞、若松孝二監督によって映画化された。1995年に「声の娼婦」で平林たい子文学賞を受賞。90年代の半ば、三重県志摩半島に別荘を建て、定期的に通うように。そこでの暮らしの体験をモチーフにし、都会の生活に疲れた女性が半島の濃密な自然と向き合うことで再生する小説「海松(みる)」(2007年)を発表して川端康成文学賞と芸術選奨文部科学大臣賞を受賞、中年の女性が半島で暮らした一年間を描いた「半島へ」(2011年)で谷崎潤一郎賞と親鸞賞を受賞した。他の作品に「午後の蜜箱」「砂の肖像」「千年の恋人たち」など。詩集は、「連作・志摩 ひかりへの旅」「母音の川」など。今年、紫綬褒章を受けた。
参照: ウィキペディア
・ 稲葉真弓さんが死去 作家・詩人「半島へ」
・ 作家の稲葉真弓さんが死去 代表作に「半島へ」など
・ 作家、詩人の稲葉真弓さん死去…膵臓がん、64歳で

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