[おくやみ]萩原健一 氏(俳優、歌手)68歳 2019年3月26日逝去

[お偲び] 萩原健一 氏(俳優、歌手)

萩原健一(はぎわら・けんいち)氏
命日: 2019年3月26日 10時30分
(東京都内の病院で)
年齢: 68歳
出身: 埼玉県
肩書: 俳優、歌手
備考:本名は萩原敬三(はぎわら・けいぞう)。葬儀は近親者で施行。
1967年、グループサウンズ「ザ・テンプターズ」のボーカルでデビューし、「神様お願い!」や「エメラルドの伝説」などがヒットして人気者に。解散後は沢田研二さんや岸部一徳さん、故井上堯之さんらとロックバンド「PYG(ピッグ)」を結成。日本のロックの黎明期を支えた。75年にソロアルバムを出し、「大阪で生まれた女」がヒット。2017年に歌手活動50周年の記念アルバム「LAST DANCE」を発表し、昨年6月まで記念ライブを行った。
1972年に映画「約束」で俳優に転身。日本テレビのドラマ「太陽にほえろ!」に「マカロニ刑事」の役で出演。スタイリッシュな容姿と常識破りなキャラクターで、反体制的な70年代の若者の支持を集めた。74~75年の「傷だらけの天使」では、水谷豊さんとのコンビで怪しい探偵社の下働き役を好演した。不真面目ながら筋を通す若者像は、学生運動に敗れ去った後の冷めた社会の空気を象徴する存在となった。75年からは倉本聰さん脚本の「前略おふくろ様」に主演。これまでのイメージとは一転。長髪をばっさり切って板前修業をする、母親思いの心優しき青年を演じて芸域を拡大した。映画では74年に「青春の蹉跌」に主演。上昇志向の強いエリート大学生を冷徹に演じ、キネマ旬報男優賞を受けた。神代辰巳監督とはこの後も「もどり川」「恋文」「離婚しない女」などでタッグを組んだ。80年には黒澤明監督の「影武者」に出演、94年には「居酒屋ゆうれい」で主演を務めた。その他、映画「八つ墓村」「いつかギラギラする日」、NHK大河ドラマ「元禄繚乱」など数多くの作品に出演し、CMでも活躍した。近年では、サスペンスドラマ「明日への誓い」の主演を務めた。
参照:
・ 萩原健一さんが死去、俳優「傷だらけの天使」 68歳
・ 俳優・萩原健一さん死去 「ショーケン」傷だらけの天使
・ 俳優の萩原健一さん、68歳で死去=「傷だらけの天使」など出演

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