［お偲び］ 藤井治芳 氏（元建設事務次官、旧日本道路公団総裁）

備考：葬儀は近親者で施行。
東大大学院修了。１９６２年建設省（現国土交通省）に入り、東京湾アクアラインの建設などを主導。道路行政に精通し、道路局長、技監、建設事務次官を歴任し、２０００年日本道路公団（ＪＨ）総裁に就任した。小泉純一郎首相（当時）が０２年から本格化させた道路公団民営化論議では、改革の「抵抗勢力」と見なされた。ＪＨが実際は債務超過状態だったことを示す財務諸表を巡る混乱で適切な対応を怠ったなどとして０３年１０月、当時の石原伸晃国土交通相に解任された。ＪＨは０５年民営化された。